深海は海面下200mより

深い海を指す。
深海は大きな水圧と低い水温、さらに光のない暗黒の世界と生物にとっては過酷な環境である。

光合成に利用可能な太陽光は水深数十m程度までしか届かない。

深海では、深海魚など表層とは全く異なった形態や生態をもつ生物が多く生息する。

しかし深海の生物は現代では意外と身近な存在でもある。

サクラエビ、ヒゲナガエビ、ホッコクアカエビ、タカアシガニ、ズワイガニ、タラ、キンメダイ、アコウダイ、メルルーサなど、漁具や冷凍・運搬技術の発達により、食用として流通するようになった深海生物は枚挙にいとまがない。

微生物にとっても深海はやや苛酷な環境であり、深度の増加に伴い数が減少する。

光合成を糧とするシアノバクテリア類は早々にいなくなり、表層では殆ど検出されない古細菌類の割合が増加する。

これらは培養に特殊な条件を必要とするものが多く、殆どが培養不可能種である。

例えば、マリアナ海溝から発見されたMoritella yayanosiiは、増殖に500-1100気圧もの高い圧力を要求する。
update:2010年02月18日